FIELD NOTES: 書を持って街へ出よう

合同会社フィールドワークス プログラマ兼代表のブログ

オープンソースのPDFライブラリ(Ruby編)

Python編に続いて,Rubyから利用できるオープンソースのPDF出力ライブラリをできるだけ集めてみました。
PDFに対して分割・結合などの加工を行うためのライブラリは含めていません。
記述に漏れや誤りがあれば訂正しますので,ご指摘ください。

ざっと見た限りでは,Haru Free PDF Library か Prawn がよさそうに見えました。

写真素材 PIXTA
(c) Graph-S写真素材 PIXTA

The Ruby PDF Tools

主な特徴
  • pure Rubyで記述されたPDFライブラリ
  • PDF::Writerと color-tools の2つのサブプロジェクトに分かれている。
  • PDF::Writer は以前 pdf-writer と呼ばれていたもの?
  • 日本語パッチをあてれば日本語PDFも作成可能

Haru Free PDF Library

主な特徴
  • Cで記述されたPDFライブラリ Haru Free PDF LibraryのRubyバインディング
  • RubyバインディングはHaru Free PDF Libraryに標準で付属している。
  • 日本語出力が可能
  • セキュリティの設定が可能
  • 日本人が開発している。
配布場所

http://libharu.org/

Ruby Reports (Ruport)

主な特徴
  • Rubyで記述した帳票ツール
  • 内部で pdf-writer を使用している。
  • 日本語出力に対応していない。
  • 入力データとして,CSV, ActiveRecordモデルをサポートする。
  • 出力形式は,CSV, HTML, PDFをサポートしている。
  • Railsとの相性が良い。
  • サンプル等を見た限りでは,どうやってレイアウト情報を指定しているのか分からなかった。

Ruby FPDF (Rfpdf)

Prawn

主な特徴
  • Rubyのみで記述されている。
  • UTF-8をサポートし、JPEGやPNGの埋め込みや表を作成することもできる。
  • DSL風に描画命令を記述できる。

RGhost

主な特徴
  • 内部でGhostScriptを使ったPDFライブラリ&帳票ツール
  • EPSをテンプレートにしたPDF生成も可能
  • 日本語出力への対応状況は不明